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「東京百景」

1994年、NHK出版から発行された本。

もともとはNHKのBS放送の『小説実験室』という番組の書き下ろしだったものを出版したもの。

内容は3人のミュージシャンによる小編小説をまとめたもの。

3人のミュージシャンとは、サエキけんぞう、鈴木博文、伊藤ヨタロウ、である。

私は伊藤ヨタロウについては殆ど知らないが、他の二人についてはある程度知っている。

代表的なものを挙げるとすれば、サエキけんぞうなら「パール兄弟」、鈴木博文なら「ムーンライダーズ」である。


もうかなり前の日記だが、梅津和時のライブに行ったことを書いた。

その時にお誘いしてくれた、まあさんなる方に「こんな本持ってますけど、読んでみますか?」ということで二つ返事で借りたもの。
今日まで積ん読状態だった、まあさん、済みません・・・。coldsweats01


いい加減寝付きが悪く、本でも読もうかと色々本棚を物色してみたが、「今、読みたい!」という本がなく、「そうだ!借りてたのがあった!」ということで、読み始めた次第。


本の表題は「東京百景」だけれども、中身が東京に触れているかというとそうでもない。でも、「東京って何?どんな景色?」みたいな感覚で読むと面白さが伝わってくる。


特にサエキけんぞうの3作品「昆虫軍」、「隣の印度人」、「9月の海はクラゲの海」は元々それぞれがハルメンズ、戸川純、ムーンライダーズの曲がベースになっていて、3曲ともよく知っている曲なので、それが彼なりに散文展開されていて面白い。
逆に、おそらく詩を書くに当たって、散文的に浮かんだ色々なイメージがあって、それを詩にまとめたのではないかと思わせる。そして、それを敢えて具体的なイメージに起こしたような。


なかなか寝付けぬ夜にはちょっと刺激がありすぎた感はあるが、同時代ではないにしても、彼らの音楽を良く聴いていた学生時代と、その時を過ごした東京が少しだけ懐かしく感じられた。

今、読んでみても悪くない。

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コメント

こちらでははじめまして〜。まあです。
なんか聞いたことあるタイトルだなあ…と思っていたら、私がお貸しした本でしたね。なかなか楽しんで読んでいただけたようで、良かったです。ゆっくりで構わないので、また眠れぬ夜がありましたらページを開いてみてください。

伊藤ヨタロウさんは、メトロファルスというバンドのヴォーカルの方です。
私の二十代の大半はメトロのライヴに費やされたと言っても過言ではありません。(んー、でもやっぱちょっと過言かもcoldsweats01
もし良かったらメトロのCDお貸ししますよ!

それと…梅津さんのお名前が…sweat01
ま…まことちゃんsign02

投稿: まあ | 2008年5月 2日 (金) 22:02

>まあさん

 コメントありがとうございます!

 梅津さんのお名前訂正させていただきました。失礼しました。寝ぼけてたんですね、きっと。wobbly

 それにしても、凄いところ聴いてますね。
 いつもながら驚いています。

投稿: TOMOWL | 2008年5月 2日 (金) 22:21

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